手具落下・場外・演技終了時の減点を振り返る
手具の落下、場外、演技の終わり方は、同じ場面で重なって起きることがあります。振り返りでは起きた出来事を順番に整理してから、適用規則を確認することが大切です。動画だけを見て一定の点数を機械的に引く方法は避けましょう。
この記事の内容
落下の前後を一つの場面として残す
手具が床に触れた瞬間だけでなく、投げや操作に入る前から、拾って演技に戻るまでを保存します。受けの位置、取りに行く移動、その後に予定した動きが続いたかを確認するためです。
記録は「0分48秒に落下、右へ移動して拾い、次の動きから再開」のようにします。繰り返し落下した場合も、一本の動画内で別々の時間を付けておくと、相談する相手が該当箇所を探しやすくなります。
境界線が見えない映像で場外を断定しない
客席からの斜め映像では、身体や手具とラインの位置関係が重なって見えます。ラインの近くへ移動したことと、規則上の場外に該当することを分けて扱いましょう。拡大しても線が隠れているなら、その動画だけでは判断しきれません。
女子新体操では、実施の採点用紙とは別にレスポンシブルジャッジ用の資料も公開されています。[1] 結果表に別枠の減点がある場合は、所属指導者を通じて項目を確認してください。
終了場面は音も含めて確認する
最後の受け、音楽が終わる位置、終了姿勢に落ち着く位置まで録画を続けます。撮影者が早く停止すると、肝心なところが欠けます。音の終わりを編集で足したり、無音部分を切り詰めたりせず、元の映像を残しましょう。
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールできます。
| 残しておく情報 | 確認につながること |
|---|---|
| 最後の操作の開始時刻 | どの動きから終わりがずれたか |
| 音源の版と再生時間 | 練習と本番で同じ音を使ったか |
| 身体・手具・ラインの位置 | 判断できる範囲と見えない範囲 |
| 再開後の流れ | 次の失敗へつながったか |
減点の確認と、立て直しの準備を分ける
点数を知る相談の後は、落下が起きたときにどこから演技へ戻るか、予備手具の扱いはどうするかを指導者と決めます。大会ごとに条件があるため、保護者の判断でフロアへ手具を投げ入れるような対応はしません。
動画は失敗を責めるためではなく、次に同じことが起きても慌てない準備に使います。拾った後に最後まで演技を続けられた点も、本人と一緒に確認しておきましょう。
参考資料・公式情報
- 【女子新体操】ジャッジペーパーの掲載日本体操協会
参照日:2026年9月5日