体育館で演技全体を撮るときの画角と撮影位置
体育館で演技全体を撮るときは、撮影を許された場所の中から、選手の移動先と手具の高さを収められる位置を選びます。最前列で大きく写すことが、添削に向いた撮影とは限りません。少し離れた位置の方が、フロアの使い方や隊形の変化まで見やすくなる場合があります。
この記事の内容
場所を選ぶ順番は、許可、安全、見やすさ
最初に、撮影席、三脚の使用、立って撮ること、動画を外部へ渡すことについて、主催者や施設の案内を確認します。客席からの撮影が認められていても、立入り可能な範囲や公開の扱いまで同じとは限りません。
候補の席からは、演技する床の四隅と頭上が見えるか、審判席や係員で隠れる場所がないかを確かめます。前の人が立つと見えなくなる位置では、演技中に席を移るのではなく、試し撮りの段階で別の候補を探しましょう。
入口、選手の移動路、避難のための通路は撮影場所にしません。三脚を広げられない会場なら、着席したまま両手で端末を支える撮り方で構いません。
「今いる位置」ではなく「演技で使う範囲」を写す
開始位置にいる選手へ画面を合わせただけでは、演技が始まった途端に見切れることがあります。撮影前に移動の範囲を聞けるなら、端から端まで動く場所と、最も高く手具を投げる付近を確認しておきます。
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールできます。
| 相談したい内容 | 画面へ残したいもの |
|---|---|
| 構成やフロアの使い方 | 演技範囲の端、移動の始点と終点 |
| 手具の投げ受け | 手元から最高点、受けた後の動きまで |
| 団体の隊形 | 全員と、隣り合う選手の間隔 |
| 姿勢や細かな操作 | 全体動画に加え、依頼先が指定した部分動画 |
全員を入れようとして一人一人が小さくなる団体演技では、全景と個人の確認を一本で両立させようとしない方が整理しやすくなります。まず全景を確保し、別撮りが必要かを相談します。
明るさと見切れは、短い試し撮りで確かめる
窓や強い照明が背景になると、画面上で選手が見づらくなることがあります。実際の録画を再生し、顔の明るさよりも、手足の輪郭と手具が追えるかを見ます。画面の明るさを上げただけで動画そのものが改善したと思い込まないよう、再生で確認してください。
画面が細かくちらつく場合や、動く手具が追いにくい場合は、端末の設定を本番中に探すのではなく、会場に入ってからの試し撮りで調整します。設定が分からなければ、標準の撮影モードで無理なく撮れる条件を優先しましょう。
演技中は、撮影位置を守る
途中で近づく、選手の周囲を回り込む、他の人の頭上へ端末を突き出す、といった撮り方は避けます。見えない瞬間があっても、その場で安全を崩して埋め合わせる必要はありません。
送付時は「客席左側から撮影。奥側で二人が重なる箇所あり」のように撮影条件を書きます。映像の限界が分かれば、相談先も、その動画で答えられる部分と追加撮影が必要な部分を分けやすくなります。